有田焼とは
有田焼の魅力をお届けします
有田焼は佐賀県有田町を中心に制作されている陶磁器で、400年余りの歴史を持ちます。
伝統的な工法に基づき、多くの窯でさまざまな個性を持つ有田焼が生み出されております。
有田焼は多くの方の憧れでもあり、一度は持ちたいと望む方も少なくありません。
私たちの工房では、日常生活の中で気軽に有田焼に触れていただけるよう、笑顔が優しいホッとする雰囲気のお地蔵さんをはじめ、インテリアにしやすい置物、日常使いができる食器などをお作りしております。
こだわりの業がもたらす美しさ
手びねり
手のみで形を作っていく技です。
最も原始的な作り方ですが、轆轤や型に頼らないため、職人の表現力や力量が試されます。
また、作品の唯一性や形の自由さが非常に魅力的です。
吹墨/吹付
作品に墨を吹き付けたような模様を施す染色技法を指します。
染色方法は指で弾いたり、口で直接吹いたりと、大小入り混じった模様や濃淡に奥深さが感じられます。
一つひとつを丁寧に。気持ちを込めたお地蔵さん
人気のお地蔵様をはじめ、酒器や食器、置物などを一つひとつ真心込めて制作、販売しております。
特にお地蔵様作りにはこだわりがあり、一つひとつに想いを込めて、温かく優しいお顔になるように、真摯に向き合い魂を込めて制作しておりますのでお任せください。
お地蔵様は仏教の信仰対象として、人々の苦悩を大慈悲の心で包み込み救ってくださるとの云われがあります。
親しみやすい風貌から日本では童話に登場したり、道すがらお地蔵さんに手を合わせたりと日常にも溶け込んできました。
心を込めてお作りした優しいお顔のお地蔵様をお部屋や玄関に置いていただき、皆様が穏やかな気持ちになることを私たちは祈っております。
お地蔵様ができるまで
01:土練り
土練りは焼き物に使う土を練っていく作業です。
焼いた際に生地の収縮に違いが出るため、本体と洋服などパーツごとに使用する土を使い分けております。
そのため、2~3つの土を使い分け、時間と手間をかけて土練りをしています。
02:成形
頭や胴体、お洋服や頭巾など、一つひとつパーツごとに成形することが大切です。
愛情を込めて一つひとつ手作業で行っているため、出来上がるお地蔵さんのお顔もお姿も一つひとつ異なります。
どうぞお気に入りのお地蔵様を見つけてください。
03:乾燥
焼く前に十分に乾燥させることが必要です。
夏場は天日干しで1~2日、冬場は5~7日くらいかけて、じっくりと乾かします。
乾燥しすぎてもひびが入ってしまうおそれがありますが、長年の経験に基づき、最適な乾燥具合を見極めております。
04:素焼き
焼く工程は1回ではなく、素焼きと本焼きの2回行います。
素焼きは850℃くらいで7~8時間かけて、じっくりと焼いていきます。
一気に温度を上げると割れてしまうリスクがございますので、焼成温度としては比較的低温で時間をかけるのがポイントです。
05:絵付け
愛らしく美しいお地蔵さんに仕上がるよう、心を込めて色を入れていく工程です。
とても細かい作業となるため、10本の筆を使い分けながら、集中して行わなくてはなりません。
塗ったときと本焼きした後は色合いが違うため、仕上がりをイメージしながら絵付けをします。
06:本焼き
いよいよ本焼きです。
1250℃で窯を調整し、手動で温度を調整しながら12時間かけて焼き上げます。
焼き終えた後も、半日はそのまま窯に置いておき、一気に冷えると割れてしまうこともあるので少しずつ窯を開けながら、徐々に冷やしていきます。
07:検品・完成
窯から出した後はひびや欠けがないかを確認し、色の出方やお顔の表情などをチェックします。
検品の結果、満足いく仕上がりになったものを完成品として、オンラインショップに掲載しております。
お好みのお顔や風合いのものを、ぜひお選びください。
08:お届け
ご注文をいただきましたお地蔵さんは、配送中に壊れることがないよう丁寧に梱包を行い、ご指定のお届け先へと発送させていただきます。
お手元に届きましたら状態のご確認をお願いいたします。
お地蔵さんを見るたびに優しい気持ちになれますので、毎日のリラックスにお役立てください。